映画バードマンの評価・感想を言うなら面白いが難しい!
公開日:
:
最終更新日:2016/09/09
映画
こんにちは、マコです!
先日、公開されたばかりの映画「バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)」を見てきました。
この作品はアカデミー賞に9部門でノミネートされ、作品賞、監督賞、脚本賞、撮影賞の4部門を獲得して話題になっている作品です。
前評判通り、映画を見終わった後こんな作品今まで見たことない!と思ったので、レビューを書いてみたいと思います。
ネタバレもあるので、内容を知りたくない人は閲覧注意です。
一応、この映画のあらすじをざっくり言うと、かつて人気だった俳優がどん底の中で、復活をかけてブロードウェイの舞台に挑む姿を描いたストーリーです。
スポンサードリンク
バードマンのレビュー
え?黄色!?
ストーリー云々の前に、まず字幕が黄色だったことに驚きましたね。どんな仕組みでどの製作会社が字幕を入れているなどは全く知らないのですが、斬新!と思いました。
今まで見てきた映画の字幕は白しかなかったですからね。個人的には黄色の字幕はありでした。色が入っても邪魔とも思わなかったですし、むしろ見やすかった印象です。
たまに、白い字幕だと雪が積もっているシーンや白い壁が背景だと見にくかったりするので、これからは黄色でもいいんじゃない?と思いました。
評価・感想
一言でいうと面白かったです。面白かったんですけど、どこが面白かったかを説明するのが非常に難しいです。☆5つが満点だとすると☆4つってところ。
ただ、主人公のリーガン(マイケル・キートン)がブリーフ一丁で浮いているシーンから始まり、超能力者のようなシーンを見たときは「ん?SF系なの?」とか思ってつまらなかったです。
それが、だんだん物語が進むに連れて、リーガンの空想だという視点で見始めて面白くなりましたね。
自分には特別な能力があると信じ込んで自分が見えていない状況を、「病んでいるなぁ」みたいな感じで(笑)。
しかし、これはあくまで僕の解釈であって、このまま超能力者としても見れる映画だとも思います。
テレビを消したり、部屋の物を壊すシーンを見れば超能力者です。また、リーガンが空を飛んで舞台まで行くシーンなんかもそうですよね。
でも、超能力者なのかと思えば、飛んだ後のシーンで到着と同時にタクシーの運転手がお金を請求しにくるなど、空想なのか現実なのか分からない絶妙な演出の上手さがあります。
この「結局どっちなんだろう?」という疑問を持ちながら見たので、僕は面白く感じました。オチをどう捉えるかにも繋がりますし。
それを、リーガンを超能力者という視点だけで見ると面白くないのかもしれません。バードマンを見た人が傑作と思うか駄作と思うかの違いは、ここにあると思います。
オチについて
みなさんはオチをどう思いましたか?
感想でも述べたように、リーガンの妄想という視点で映画を見るとラストは病院から飛び降りていますよね。
ですが、超能力者だとサム(エマ・ストーン)が空を見上げながら微笑んだので、リーガンが飛んでいたとも取れます。もしくは、薬物依存症だったサムが幻覚を見ていた可能性も。
この、見終わった後に変な余韻が残るのも面白いと思える理由です。ちなみに、僕は未だにその答えは出せていません。
超能力者ではない視点で見ていたにも関わらず、飛び降りたというオチであってほしくない、そんな矛盾があります。この矛盾がまた面白いところです。
演出が凄い
多くメディアで取り上げられているように、バードマンのワンカット撮影の演出が本当に凄い。
ずっと途切れないんですもの!これだけでも、見る価値はあると感じましたね。
まだバードマンを見ていない方は、どこでカットして繋いでいるか探りながら見ると面白いですよ。
それと、主人公の心情に合わせて呼応するように流れるドラム音にもシビれましたね。ストーリーだけでなく、色々濃すぎる映画でした。
まとめ
バードマンは、このタイプの映画が好きならおすすめ、というような勧め方ができる映画ではありません。
ただ、ハマる人にはどっぷりハマる。好き嫌いが分かれる映画と言われていることにも納得。
また、鑑賞後に「面白くない」と判断したとしても、一見の価値はある映画だと思います。僕には面白い映画として記憶に残る作品になりました。では。
<関連>
アクション映画60選!ガチでおすすめの面白い作品だけを紹介します!
映画ラン・オールナイトを観てきたので感想・レビュー!リーアム・ニーソン主演
ダラダラ過ごす2時間で、1回ワクワクできる。
Huluなら1ヶ月で100本映画を見ても、933円です!
スポンサードリンク